地方交付税 review of local tax-allocation methods 2003 28
マスコミで、地方交付税の問題を取り上げていましたが、
この問題は、知識人や専門家が指摘してきた、昔からある問題でした。
知らないのは、それ以外の人たちでした。
地方交付税とは、各地方自治体の財政格差を解消するため、
所得税などの税収の一部を、役所(昔は自治省でした)が、地方自治体へ、ばらまく制度です。
その結果、東京都は、地方交付税ゼロでした。
東京から、巨額の税金を吸い上げて、地方に、ばらまくというシステムです。
このシステムが、よく専門家の間では、問題になっていましたが、
一概に悪いとは言えないと思います。
このシステムは、優れた共産主義政策です。
あるいは、社会主義政策です。
この社会主義政策を続けるか、止めるのかは、国民が決めることです。
これで、自民党が社会主義政党であったことは、よくわかるでしょう。
問題は、このシステムに似たものが、都道府県と市町村の間にもあることです。
これで、各市町村長は、知事の顔色を気にするわけです。
こうして、知事が暴走するのです。
いずれにせよ、このシステムを続けるか、どうかは、国民が決めることです。
このシステムに、東京は、何も文句は言っていませんでしたので、
「江戸っ子は気前がよい。」と思っていました。